大学からの友人に子供ができた。
もう20年以上のつきあいで、学部もバイトも一緒。
数え切れないほど酒を飲んで、バカみたいに山を登って。
もはや忘れてしまったことの方が多いけど、数少ない親友だ。
関西人はこういうのをツレと呼ぶのだろうか。
ツレの息子がハイハイを始めたので、保管しておいたベビーゲートを送った。
日本育児社の「おくだけとおせんぼ」
単純に言えば赤ちゃんが間違ってキッチンに入ったり階段落ちたりしないように、ガードする障害物。
壁に突っ張らせるのタイプもあるけど、これはポンっとおくだけ。
おもしろいのは、それそものはすごく軽いのに、赤ちゃんはハイハイしてきてゲート前のプレートに乗り、自分の体重でゲートが動かせなくなるという仕組み(というか罠)。
大人がすすっと開けているのに、自分は動かせなくて「なんでー?」とでも言いたげなまなざしになるのがとてもかわいい。
子供が産まれたら、急に一度全てのことが過去になった。
時々振り返りながら、子供の将来を考えるのは不思議な気持ちだ。