子供の頃、必ず近くに駄菓子屋さんがあった。
コインチョコ、ビックリマンチョコ、酢だこ、めんこ、ビー玉。学校帰りに金もないのに入っては、眺めるだけが長かったかな。
小遣いで何が買えるか、算数を始めて実践したのは駄菓子屋だろう。ノートを買うってお金を貰って、お釣りでお菓子を買っていたかな。クラスの友達の実家の一階がお店にだった。
でも今東京に住むと、そんなお店は事実上絶滅したのを実感する。むしろお年寄り用の設備が幅を利かせているわけで。
でも、子供の駄菓子は死んでない。子供はいつでも雨が舐めたいのだ。
ふと気づくと、いつの間にかコンビニで子供目線の高さに駄菓子屋ゾーンが出来上がっていて、ポケモンとチイカワが力強く客引きをしている。
もしかして、コンビニのお菓子売り場の一部となり、その数は増えているのでは?
だから、子供をワクワクさせるあの体験は死んでないのだ。